Phase One製品の導入や、その後のトラブル対応など、ライトアップが長くお手伝いさせていただいている株式会社スパーキングアートスタジオの戚羽豪様に、Phase One製品を使用した感想を直接伺いました。Phase One製品の魅力、今後どのようにPhase One製品を使ってビジネスを展開していくかなど、たっぷり語っていただきました。ご購入を迷っている方、興味はあるけれど踏み出せない方必読です。

戚羽豪(せきうごう)様 プロフィール
中国 杭州出身。2015年、21歳のときに来日。
多摩美術大学にて上田義彦氏のもとで写真を研究し、2021年4月多摩美術大学院卒業。 大学院在学中に株式会社スパーキングアートスタジオを起業する。
Phase One IQ4 150MPカメラシステム・コピースタンドを導入し、撮影、アーカイブビジネス、プリントのサービスを開始。
若いエネルギーと人とのつながりから、ビジネスを着実に拡大している。

Phase Oneが繋いでくれたご縁

-大学院在学中に起業しようと思ったきっかけ、理由は何ですか?
私の家族は大手企業の経営者なのですが、私は写真への夢があったので家業を継ぎたくありませんでした。
また、親に負けたくないという気持ちがあったため、いつか自分の会社を自分の力で作ろうと思っていました。
在学中に起業した理由は、コロナが原因です。あえてコロナ禍というタイミングで困難に挑むべきではないか、いつになるか分からないコロナの収束を待つよりも、自ら行動する方が悔しさは残らないと考えました。これは親に教わった経営者としての意地とも言えます。

-現在のお仕事内容について教えてください。
現在のスパーキングアートスタジオのサービスは、Phase One IQ4カメラシステムやHasselblad X5スキャナーを導入しての撮影、フィルムやアート作品のアーカイブ化、駅貼りポスターなどの大判印刷、フィルムの現像です。学生起業だったので、学生の卒業制作のサポートも行っています。
Phase One IQ4カメラシステムを利用したサービスは、主に3つあります。1つ目は、撮影。先日、渋谷にある劇場で行われた相米慎二映画上映会と数名の監督のインタビューを撮らせていただきました。2つ目は芸術品の複写です。絵を描く方またはコレクションを持つ方にとって、原作というのはとても大事ですが、「常にそばに置きたい」という気持ちも深く理解しています。そこで、Phase One文化財アーカイブ撮影システムを利用して芸術品を複写しています。
3つ目はフィルム写真を撮る方のために、フィルムのデータ化と古いフィルムの再現と修復をしています。

-Phase One IQ4カメラシステムやHasselblad X5スキャナーを使用してみて、印象的だったことはありますか?
Phase One IQ4 150MP と XFカメラを使用した撮影の際に、みなさんが普段よく見るカメラとは違うので最初は驚いていましたが、撮った写真データを見せたらかなり感銘を受けていらっしゃいました。お客様が喜んでくださって嬉しかったです。XFカメラの持つ色々な意味のパフォーマンスの高さを実感しました。

-スパーキングアートスタジオの顧客はどのような方が多いですか?
美大生の方または卒業した先輩方が多いですが、それに関わらず、ほぼ中国人のお客様だと言った方がいいかもしれません。
Phase One IQ4カメラシステムとコピースタンドを購入後、中国のSNSに投稿したら、中国人のインフルエンサーが私のビジネスに興味を持ち、SNSで紹介するなど協力してくださったおかげで、だいぶお客様が増えました。Phase Oneが繋いでくれたご縁だと思い、導入して良かったと感じました。

-今後狙っていくターゲット層を教えてください。また、どのようにアプローチしていく予定ですか?
やはり、日本人のお客様に利用していただきたいです。そのために、会社のホームページやSNSアカウントを日本語で更新しています。
より多くの方にスパーキングアートスタジオのサービスや、Phase Oneの魅力を広めたいと思っています。また、現在のお客様は芸術関係の方々ですが、これからは一般のお客様へも、Phase Oneのコピースタンドを利用したサービスを展開していきたいです。

スピーディーで安心したサポート体制

-ところで、Phase Oneのコピースタンドを導入したきっかけは何ですか?
芸術品の複写とフィルムのデータ化のサービスにおいて、Phase Oneのコピースタンドの安定感と操作性の良さは、お客様の期待にお応えするために、とても役立つと考えたからです。また、アーカイブ業界でもこのシステムを導入している会社は少なくアドバンテージになりますし、最高の機材で最良のサービスを提供したいと思いました。

-戚さんは、Phase One と Hasselblad X5の両方をお持ちですが、それぞれのクオリティや操作性の違い、お客様の反応はいかがですか?
Hasselblad X5は、あくまでもフィルムのデータ化しかできません。一方でPhese Oneのシステムは、それ以外にも撮影、複写など幅広く応用できます。
フィルムのデータ化については、Hasselbladはフィルム世代のお客様に馴染みがあって人気でした。ICCプロファイルが搭載されていて、ネガが自動回転してすぐに綺麗な色がでてくるところが特徴です。しかし、精度は撮影者がコントロールするPhase Oneの方が上回っています。データのクオリティもPhase Oneの方が高く、スピードも速いので、お客様へご提案できる価格も安くなります。そのため、最初はHasselblad X5でオーダーしたお客様も、2回目以降はPhase Oneへ変更する方が多いです。

-今使用されているPhase One 製品は日本でご購入されていますよね。それはなぜですか?
日本でビジネスをする以上、故障などのトラブル時、すぐに対応していただかなければなりません。そういう意味では、今回、導入前からPhase One Japan様やライトアップ様に非常に親身にご対応いただき、トラブル時もスピーディーに対処してくださるので、とても助かっています。お客様へのサービスの精度を上げるためには、安心したサポート体制は不可欠だと実感しています。

中国のお客様と日本の架け橋になりたい

-これからどのようなことに挑戦したいですか。
古いフィルムの修復と再現をすることで、芸術的背景を持たない方のためにも、思い出を保存するお手伝いをしたいと考えています。
私にとって写真は、記憶を保存する手段のひとつです。何十年も前の古い家族写真は、今はまだ大事にされているけれど、原本はいつかなくなるかもしれません。
大切な思い出を守るために、Phase Oneのシステムを使って役に立ちたいと思います。 現在は中国のお客様が多いですが、日本の業者さんとのつながりも深くなってきたので、今後は中国のお客様と日本をつなぐ架け橋になれるよう、Phase Oneを活用したビジネスを展開していく予定です。

協力
株式会社スパーキングアートスタジオ
担当:戚(セキ)
E-mail:sparkingartstudio@gmail.com
Instagram:@sparkingartstudio